"ほんとういいてんきね\"と彼女はいう
"さあどこへいこうか\"と彼はこたえる
ほしいものはなに
まだだれもてにしてないもの
みたいものはなに
まだだれも彼も知らないもの
あるすてきなにちようびに
あるすてきなおとこのこが
あるすてきなおんなのこが
あてもなくくるまにのって
"ねえあたしのどこがすき?\"と彼女はいう
"そのかみ、ひとみもぜんぶだよ\"と彼はこたえる
どこへいきたいの
ここではないどこかとおく
なにをさがしてるの
まだそこにもここにもないなにか
こうせいぶっしついりのBAAGAAと
てんかぶつだらけのミルクしっき
なんかをほうばりながら
こかげにころがってわらいあうふたり
そしてふたりはうみへむかう
はしゃぎながらKISUしながら
おなじごろちがうばしょでおそろしいことや
かなしいことがおこってたとしても
まるでなにもしるよしもなく
すべてははいきされていく
けんたいはきこうをうんでく
ぐうぜんではないひつぜん
ふひつようなじそんしんが
せいしょくのきりつをうんで
ゆがんでくそうぞうりょくが
せいこうをとうさくへと
ふかひのこどくにまみれて
すべてをからっぽにしてく
すべてははいきされていく
"ねえあたしのことあいしてる?\"と彼女はいう
"もちろんさせかいでいちばん\"と彼はこたえる