Anata ga Ita Kisetsu

つめたいあめに、けむるグランド
あのひのあなたが、かけぬけてゆく
どろんこのゴール、きめたよこがお
だれより、すきだったわ

そつぎょうしても、あなたとずっと
あるいてゆけると、おもっていたの
たとえきせつが、いくつすぎても
かわらずいられると

まちあわせた、ふるいとしょかん
こもれびに、かくれるように
はじめてキスした、あのなつ

どれくらい、おなじきせつを
ふたり、すごしたかしら
あなたしか、みえなかったの
いつでも、どんなときも

いまも、こころのなかに
まぶしい、あなたがいる

しおりがわりの、あなたのしゃしん
てれるとえがおが、おさなくなるの
つたないだけの、あのひのダイアリー
あなたがいたきせつ

ひとあめごと、なつがくるたび
すこしずつ、とおくなるひひ
いつか、わすれてしまうかしら

もうにどと、もどれないけど
おもいでは、そばにある
ときどきはおもいだしてね
ふたりすごしたきせつ

むじゅうで、はしりぬけた
きせつが、ひとみとじる

もうにどと、もどれないけど
おもいでは、そばにある
あなたしか、みえなかったの
いつでも、どんなときも

いまも、こころのなかに
まぶしい、あなたがいる

まぶしい、あなたがいる