Kikai Jikake No Sanka

胸は振幅に震えて
袖を振大に揺らして
橋は曲線形状をして
桜は伝承を告げた
鐘は法象を叩いて
天を動線が交差して
床はビロードをもして
三千と幕は開けた

歌へ飛翼の歌へ彼岸の
歌へ彼方を歌へ永劫
歌へ記憶の歌へ君と
往来を

ああ
命を闘志鼓動を打ち体躯を揺らせ
炎を掲げて
歯車が激しく回り煙を上げて
君まで

ああ
知らない日の遠い闇に灯を灯せ
見知らぬ朝まで
バラバラになり鉄屑に変わるまで
光を撃て
音を紡げ

舞台は勝者に収め
光は勝者を讃え
幾億も灰は降って
幾博火は輝く

歌へ千歌の歌へ時には
歌え無慈悲を歌へ闘徳
歌へ季節の歌へ君と
崇上を

ああ
生きるために息を切らせどこまでも行け
時に休んでも
心なんて頼りなくて時に寂しい
君すら

ああ
知らない方がいいこともたくさんあって
それでも綺麗だ
くるくると回る万華鏡のように
闇に溶けて
巡る世界
ああ

ああ針が落とされる
ああ始まる旋律
ああまるで忘れてた
ああ力がみなぎる
ああ心も震える
ああ眩い光も
ああそれしかないから
ああ存在する意味なんて

ああ
命を闘志鼓動を打ち体躯を揺らせ
炎を掲げて
歯車が激しく回り煙を上げて
君まで

ああ
知らない日の遠い朝に奇跡を灯せ
見知らぬあなたへ
バラバラになり鉄屑に変わるまで
光を撃て
音を紡げ
機械仕掛けの