はらりはられ
まいちるさだめ
なもなきのきみとのちかい
はなよつきよ
こよいだけでも
きみのなをてらしておくれ
たまゆらのゆめのように
まぼろしにすがるはなしぐれ
こもれびだけがぼくらをゆるす
はかなくいとしいとき
たそがれにそまるみちも
みずぎわでねむるとりも
きみがきみはあいせるような
せかいでありますように
ゆらるゆられ
さまようはかぜ
わがこころのなすがままに
はなよつきよ
さきほこれいま
あすをねがおうゆめはさめない
うきぶねがながされて
しらつゆにきえるあおしぐれ
うきよをいきるそのだれしもに
いのちのあかしがなる
かげろうにきえたちょうも
なみだにしずむひびでも
さいごにはわらえているような
せかいでありますように
めぐりめぐる
きせつをこえて
きみへつづくいとをたどれば
はなよつきよ
たびじのはてに
きせきのなをいまよぼうか
ゆらりゆられ
さまようはかぜ
わがこころのなすがままに
はなよつきよ
さきほこれいま
あすのよであいましょう
きみをおもうゆめはさめない