はるかないのちのはじまりが
ひすいのさなぎであったなら
ひかりのなか
めざめただろう
うつくしいすがたひろげ
こころはいまも
そのときのまま
はじめてきたのになつかしい
はじめてみるのにいとおしい
すべてがいみをもちみちびく
ふしぎなきおくのさきへ
つきずなんども
うまれかわり
いまここにいる
みしらぬくにのゆめ
たたかいのじだいも
まるでおわりのない
ものがたりつづるみたい
たくさんのわたしが
わたしにつながって
おなじようにかんじなきわらい
かなであううたごえ
きせつはめぐってはながさく
れきしはきまってくりかえす
ねむりはまためざめるために
はねのなかへつつまれる
みんなえらばれ
このだいじないまを
いきている
うみにすんだむすめ
ろうのなかのおうじ
おだやかに
はらんに
みちていたとおいどうわ
たくさんのあなたが
あなたにつながって
どんなにこどくかかえても
めをとじれば
おもいだす
むねをこがしたこい
さだめをだいたあい
まるでおわりのないものがたり
つづくように
そしていつかわたし
あなたにたどりつく
まえにどこかであったかしらと
いうからきがついて