よるのやみがあたしにささやく
さびついたあめがこのみにしみる
よるよなげくな
よるよあけるな
よるようたうな
あたしをおいて
ちかい
ふりそそぐひかりのように
あなたをあいせるのは
いいなさい
'ひとりだけよ。'と
あたしのほかにいないわ
よるのやみがふたりをてらす
かみついたあとのこころにのこる
よるよなくすな
よるよあけるな
よるようたうな
こえころして
さあ
どうしたの
あたしのくち
いいなさい。かれに
どうかおねがいよ。つたえて
どうしてゆうこときいてくれないの
ちかい
ふりそそぐひかりのように
あたしをあいせるのは
あなたけ
ひとりだけよ。と
あたしはひそかにおもうわ