( 1 )
きのうにもどれる みちはないけれど
おもいでたぐって あるきます
ふゆのみちのく ひとりたび
つのるおもいを みさくらがわに
そっとうつせば さびしくゆれる
くれてみはるじ じょうかまち
( 2 )
ふたりでたびした あれはにねんまえ
いろりをかこんだ やどのみせ
とおくきこえる きしゃのふえ
ときをむかしに もどしてほしい
ゆめをかたった あなたはいずこ
このみやせます おもかげに
( 3 )
ゆうべのゆきなら とけてきえたけど
こころのしばれは とけません
むねをあわせた ぬくもりの
こいのつつぎに いつのひあえる
きせつはつれの のじきくひとつ
かぜのみちのく たびまくら