みどりのきぎのすきまから
はるのひざしこぼれて
すこしまぶしいなみきみち
てをかざしてあるいた
あのひととわたしは
かえるときはいつでも
とおまわりしながら
ぽぷらをかぞえた
しがつになるとここへきて
そつぎょうしゃしんめくるのよ
あれほどだれかを
あいせやしないと
たんじょうびにはさんてぐじゅぺり
ふいにおくってくれた
いちぎょうおきにすきだよと
あおいぺんでかいてた
あのころのふたりは
はなしさえできずに
そばにいるだけでも
なにかをかんじた
しがつになるとここへきて
そつぎょうしゃしんめくるのよ
あれほどだれかを
あいせやしないと
しがつがすぎてとかいへと
たびだってゆくあのひとの
すてきないきらた
うなずいたわたし