ちいさなあしおとを
ゆめのなかできいた
だれかがわたしの
ドアのまえにやってくる
しょうねんのまなざしのなつかしいかげが
あのころみたいにとびらたたいてる
とおいあめのまちを
いまもわすれない
あなたのバスをまった
とおまわりのかえりみち
かなしいさよならさえ
いまはゆめのなか
つまらないじょうだんだとわらえるかしら
どうようびのあさだから
たずねてきたんでしょ
あさもやのドアをあけて
はいっておいでよ、はやく
ちいさなあしおとが
ゆめのなかにきえた
しろいまくらのうえに
ふるいうたをのこして