はてしない青さを海まで追いかけたくて
砂の残る素足で錆びたペダル漕いでゆく
光のモスリンがやわらかな風をあんで
流れ出す黒髪も
ほら息を切らし走る輝いた翼になる
波の飛沫聞きながら
心は弱さ責めるけど
許せなかった、帰れなかった
忘れたかった自転車を休めて木陰で汗を拭った
急ぐ旅に誰もがなぜ何かを失うの
振り向くこともできずに
今は空の下にいる
遠い子供に戻ってみる
沖に遊ぶ鳥のように
自由でいたい
波の飛沫聞きながら
だけど辛くなった時は
夢でもいい ああ、あなたがいい
思い出でいい
はてしない青さを海まで追いかけたくて
息を切らして走る
ああ傷つけ合うよりも今一里を選んだの