空から
このへやにパラシュートがおりてくる
きみとぼくのかたちをしたへやをつくってる
ねえきみがゆっくりとていねいにしゃべりだすときは
きけんなむーどがただようんだよ
だからぼくのかいせんはいろんなばしょで
こうそくでくらしして
ことばがカタカナみたいになっちゃう
あいするものはいっぱいるけどこいするひとはきみなんだよ
こんなんじゃうたがいはけせない
このへやにパラシュートがおりて
きみとぼくのかたちをしたへやをつくってる
こんなにせまいしつのへやでせかいをかんじあう
きょうもおなじぶんだけみたしあおうよ
ねえここではまちじゅうのじかんじゃなく
ふたりにあわせたじかんがながれているんだよ
きみのききとれないことばがぼくをしあわせにするんだよ
もっとじんじろでうたって
このへやにパラシュートがおりて
うすあかりできみのかおがそまってみえるとき
ぼくはほめられてるきもちがするよ
よせてかえすなみのように
ぼくのすなはまにもどってくる
ずっときみにふれていたいんだって
おもいねがうことってへんじゃないだろう
空から
空から